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在宅介護が限界になる7つのサイン

在宅介護は「限界ギリギリまで」続いてしまう

在宅介護をしているご家族から私は何度も同じ言葉を聞いてきました。

「まだ大丈夫です」

「もう少し在宅介護で頑張れると思います」

しかし、その言葉が出る時点で、在宅介護はすでに限界を超えていることも珍しくありません。

我慢強くなってしまっているだけです…。

在宅介護から施設入居への選択のタイミング

私はこれまで
訪問介護ヘルパーとして在宅介護の現場に入り、
福祉用具の営業として在宅介護環境を整え、
現在は老人ホーム紹介の仕事として、在宅介護が限界になったご家族を数多く見てきました。

その中で強く感じるのは、
在宅介護の限界は、突然やってくるわけではないということです。
少しずつ、確実に、家族と本人の心と体を削っていきます。

この記事では、
在宅介護が限界に近づいているサインを7つ、
現場目線で具体的にお伝えします。
なぜ在宅介護は「限界に気づきにくい」のか
在宅介護は、他人から見えません。

家の中で起きています。

家族が「やるのが当たり前」になっている
比較対象がない
そのため介護している本人も家族も
「どこまでが普通で、どこからが限界なのか」
が分からなくなってしまいます。

さらに在宅介護には
罪悪感
責任感
世間体
が絡みます。

「在宅介護をやめる=逃げ」
そう思い込んでしまう人も少なくありません。
しかし、現場で見てきた私は断言できます。
在宅介護を続けることが正解とは限らない。
むしろ、続けることで不幸になるケースも多い。
誰もが自宅が良いのも知っています。
費用がかかるのは分かります。
それなので、老人ホームへの入居は「最終手段」だと私も考えております。

その最終手段の選び方をお伝えできればと存じます。
以下のサインは、私が在宅介護の現場で何度も見てきた共通点です。

サイン① 夜間の在宅介護が増えている

在宅介護で最も家族を追い詰めるのが、夜間介護です。
夜中に何度もトイレで起こされる
認知症による徘徊
ナースコール代わりに呼ばれる
在宅介護は日中より夜が辛いです。

睡眠が削られると、
判断力が落ち
感情のコントロールができなくなり
介護ミスや事故に繋がる

在宅介護で夜眠れなくなってきたら、それは限界の入り口です。

サイン② 介護している家族がイライラするようになった

在宅介護が続くと、必ず出てくるのが感情の変化です。
優しくできない
つい強い言葉を言ってしまう
介護される本人に腹が立つ

これを「自分の心が狭い」「性格の問題」と責めてはいけません。
それは在宅介護の負荷が大きすぎるサインです。
訪問介護ヘルパー時代にも利用者の要望が異常で、手こそ挙げないものの、ニュースで取り上げられるような虐待はきっと「その時だけの感情」だろうなと理解ができてしまう瞬間があります。
普段だったら「いけないと分かっている」
その境を超えさせてしまうのが、緊迫した介護の怖さです…。

感情が荒れる在宅介護は、
介護する側・される側、どちらにとってもつらいものになります。

サイン③ 転倒・ヒヤリハットが増えてきた

在宅介護では、
転倒
ベッドからの転落
トイレでの事故
が頻繁に起こります。

「ヒヤリハット」とは、
事故に至らなかったものの「ヒヤリとした」「ハッとした」という危険な体験。

「今回は大丈夫だった」
が何度も続くのは危険です。
在宅介護では
見守りが24時間できない
専門職が常にいるわけではない
一度の転倒が、
入院 → 寝たきり → 在宅介護不能
につながるケースを、私は何度も見てきました。

サイン④ 服薬管理・医療管理が難しくなってきた

在宅介護では、
薬の飲み忘れ
飲み間違い
インスリンや医療処置の負担
が家族にのしかかります。

特に認知症があると、
在宅介護での服薬管理は非常に困難です。

「在宅介護だから家族が見るのが当然」
そう思われがちですが、
医療管理は本来プロの仕事です。

在宅介護で医療管理が苦しくなったら、
無理をする段階はもう過ぎています。

サイン⑤ 介護者自身の体調が崩れている

在宅介護の限界は、
介護される本人より、介護者が先に壊れます。
腰痛
頭痛
不眠
抑うつ
これらは在宅介護の典型的な副作用です。

「自分が倒れたらどうしよう」
そう思いながら続ける在宅介護は、長くは持ちません。

サイン⑥ 外出や仕事を我慢するのが当たり前になった

在宅介護が始まると、
外出を控える
仕事をセーブする
人付き合いを減らす
こうした変化が起きます。

問題なのは、それが当たり前になってしまうことです。

人生を犠牲にし続ける在宅介護は、いずれ必ず破綻します。

サイン⑦ 「施設はまだ早い」と言い続けている

これは、最も多いサインです。
「施設は可哀想」
「もう少し在宅介護で」
「まだそこまでじゃない」
その言葉が何度も出ているなら、すでに在宅介護は限界に近づいています。

施設介護は「最後の手段」ではありません。

在宅介護と同じく、選択肢のひとつです。
在宅介護を続ける=正解ではない
ここで、どうしても伝えたいことがあります。

在宅介護を続けた結果、
家族が疲弊し
本人も不安定になり
関係が悪化する
そんなケースを、私は何度も見てきました。

一方で、
施設に入ったことで
生活が安定し
表情が穏やかになり
家族との関係が良くなった
という例も数え切れません。

在宅介護が限界だと感じたら、まずやるべきこと

在宅介護が限界かもしれない、そう感じたら、
ひとりで抱え込まない
情報を集める
専門家に相談する
この順番が大切です。

「まだ在宅介護で頑張る」「施設を考える」
どちらが正解かは、人によって違います。

重要なのは、選べる状態で考えることです。

まとめ|在宅介護は、頑張りすぎなくていい

この記事を読んで、
当てはまった
胸が苦しくなった
「自分のことだ」と感じた

そうであれば、あなたはもう十分頑張っています。
在宅介護は、家族の愛情だけで乗り切れるものではありません。
介護は、仕組みと選択がすべてです。

ただ、本人の気持ちとしては自宅で生活を続けたいことがほとんど…。
本人を説得し入居、事実と違うことを伝え入居という手段を取るご家族も多いです。

どこまで入居の必要があるのか。
ご一緒に考えさえていただきます。
経験をした、無数のケースと照らし合わせてご対応をいたします。
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